見方を変えれば介護職はクリエイティブ

少子高齢化ライフスタイル

悪いイメージの介護職

最近、ブラック介護施設なんて、言葉が巷で騒がれています。入所者に対し、スタッフが罵詈雑言を浴びせ、暴力をふるう。しまいには、原因不明の自殺などなど。

てなわけで、介護業界にとっては大きなダメージを被っています。

半ば同情するも、マジかの驚き

現場スタッフに話を聞けば、スタッフが一方的に暴行、虐待をしているように捉えられていますが、現場スタッフの生の声を聞けば、現場スタッフも被害者の一人。入所者から、暴言、暴行が絶えないようです。

勢い、売られた喧嘩は買ってやると言わんばかりに応戦するスタッフもいるようで、気持ちはわかりますが、身内を預ける家族としては、その喧嘩の様子を見て、ここは大丈夫か?と不安になります。

一応、資格があるわけですから、対応力なんかはつけているとは思っていたのですが・・・

かなり厳しい人材状況

先ほどの話は知人から聞いたもので、末端に行くほど、大丈夫か?という不安を覚えるそうで、先生クラスは安心して、そのやりとりを見てられるとのこと。

恐らく介護現場の人材不足が影響しているのでは?厚生労働省によると介護分野の有効求人倍率は2.68倍と他の業界に比べると飛びぬけていることがわかります。

なので、多少スキル的に見劣りしても、仕事を通じて育てるしかない。結果、教育の行き届かないスタッフが蔓延してしまうという悪循環に陥っているのではないでしょうか。

介護業界に限らず、数合わせでとりあえず採用するのはどこも同じ。が、コミュニケーション能力が問われる介護職は、ちょいとハードルが高く、素人さんを採用しても、なかなかすぐには対応は難しいのでしょう。

介護のやりがい

あまりにも悪い話ばかりの介護業界ですが、中には入所者との付き合い方で、試行錯誤しながら、良好な関係築いたことにやりがいを覚えたという方もいます。

当初は、凶暴だった入所者が、試行錯誤しながら対処法を変えただけで、凶暴性も収まったとか。認知症を患う人との対処法に非常に参考になる事例だと思います。

売られた喧嘩は買うというスタンスではなく、聞き入れる、受け入れるスタンスであれば、状況が変わるのでは?と思った次第です。

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