また閉店かよ
駅前のある9坪ほどの小ぢんまりした立ち飲み屋。駅から徒歩1分の好条件ながら、1年を待たずして閉店に追い込まれ、その数3店。今は4店目が営業していますが、果たしていつまで持つやら・・・
関西のあるお店では
お店が繁盛しないのは、その店のメニューの味であったり、スタッフの質、内装の雰囲気など色々と考えられますが、立地というのも店の経営を左右するというのが今回の記事です。
立地条件が良いにも関わらず何故か、お客の入りが芳しくない。
特に路面店では、交通量が多いのに何故かコロコロとお店が入れ替わるという不思議。
例えばある関西の路面店では、比較的交通量が多いのにも関わらず客はまばら。
お客もクルマでの来店が中心。が、このお店の立地がドライバーにとって不便極まりない。
まず中央分離帯があるものだから、反対車線のクルマがお店を認知しても、Uターンしないとダメ。
路面に接する道を走っていても、そのお店の位置が信号からスタートして、ちょうど100m位の位置。となると、スタートして、これから加速していく、ちょうど気持ちいいタイミングにお店があるので、そのままスルーしてしまう。
結果、お客が立ち止まらず、客を呼び込めずに閉店を余儀なくされています。
路面店はドライバー目線で
確かにクルマを運転していると、クルマを止めてまで店に立ち寄りたいと思わせるのは、それなりに考えられていますよね。
例えば最近、コンビニでよく見られる広大な駐車場を設けています。
クルマから降りると、どうしてこんな広い駐車場が必要?と頭をかしげてしまいますが、走っていると1/10位の大きさにしか見えませんからね。
大きな看板で引き込むというのもドライバーを意識した店作りと言えます。
あるラーメン店では、建物に大きならぁめんのビジュアルを掲げて、遠目からでもまず認識してもらうことに配慮。
ドライバーに早めに気づかせ、興味を誘い、クルマを減速させればこっちのもの。
この作戦が功を奏し、お店は当初の売上を達成しました。
それまでは閉店が相次いでいた立地だったなのにも関わらず、悪条件を見事に克服した好例と言えます。
話は戻って立ち飲み屋の話
冒頭に触れた立ち飲み屋ですが、クルマでの来店ではないので遠目からの見た目に配慮する必要ありません。
むしろ近距離でいかに往来する客足を止めるかにかかっているでしょう。
となると料理のニオイというのは客を引き寄せる要素なのかなと。路面で焼き鳥やるもよし、焼きとうもろこしをやるもよし。
そうすることで、腹を好かせて帰宅途中のサラリーマンをキャッチできるのではと。
とにかくこれで4店舗目の立ち飲み屋。長く続くことを願うばかりです。閉店したお店が街にずっとあるのも寂れた感じがしますし・・・