平社員にとっては苦痛
今週の日経ビジネスの特集、強い会社は会議がない。中々の挑戦的な内容だが、これって一般平社員の心の声を代弁しているようで物凄く共感。
お客からの電話対応、資料作り、打ち合わせなどなど日常業務で忙しい中、2時間近くも拘束されるのは正直しんどい。
日本ならではの長い会議という慣習はどうにならないかといつも思うのですよ。ほんとに
生産性が低いのは長い会議
過去記事の生産性の低さは「モチベーションの低さ」も影響かでも触れましたが、世界的に見て日本の生産性が低いと言われています。
2014年度の経済協力開発機構の調査では、主要先進7カ国ではドベ。
長い会議が一因とも言われています。
会議に要する時間は年30万時間
ある企業の年間の会議に要した時間は何と合計30万時間。まぁ、規模も大きい会社ですから、それに比例して会議時間も増えるのはやむなしとしても、これが1社だけの数字というのだから凄まじい。
単純計算すれば1日7時間労働として試算すると軽く入社してから定年を迎えるまでずっと会議をしているということ。
会議では何も生産されないのですが、そう考えると40年近く無駄にしている。
海外では会議時間は縮小傾向
例えばGoogleでは、四半期に2回。米インテルなんかは会議をしない企業として有名だとか。んで、しっかりと結果を出している。
そもそも会議をする目的は意思決定をする場というのがメインかなと。
参加者に意見を求めて、OKが出れば行動に移す、ペケならばもう一度やり直して修正する。
多くの人の意見を聞いて、将来の方向性的なものを決めていくわけですが、会議をやらない企業の場合は、少数の人でスパっと決断しているのでしょうね。
合議制であれば、失敗を起こした場合、責任を分散できますけど、少人数の合議制ではそうは行かない。けど、そこは潔く退路を断って受け入れているのでしょう。
先の見えない時代だからこそ
何度も何度も会議を重ねて、やっと合意形成がなされ、スターとしたものの、予測通り行かないのが今の時代。
そんな不確定な時代だからこそ、予測はそこそこにまずは行動して、ペケならば即時撤退。別案で再始動という風潮が垣間見られます。
自然災害、テロの脅威など20世紀では考えられない事態が起きているのは確かですし、確かにと納得させられます。
詰まるところ、今の時代、拙速であろうとスピードと潔さが重視されているのかなと思った次第です。