後を絶たない飲酒運転事故
痛ましい事故が続く中、飲酒運転に対する罰則が厳しくなったのはつい最近のことのように感じます。一般の人でもかなりの重罪になるのだから、商用ともなればなおのこと厳しく、ドラバイバーにアルコールチェックをする企業もあるほどです。
ということもあって、先日の飲酒によるトラック事故には正直びっくり。会社はアルコールチェックをしていなかったのかと・・・。
白ナンバーはアルコールチェックは義務化じゃないって
今回事故を起こしたトラックは白ナンバー車。で、こちらはアルコールチェックの義務化されておらず、罰則もないとのこと。
一方の緑ナンバーのトラックは、アルコールチェックが義務化され、罰則もあり厳しく管理されています。こちらはトラックはもちろんですが、タクシーやバスも義務化の対象となっています。
国内では白ナンバー車がわんさか
白ナンバーのトラックは国内のトラックの内、約8割という多さ。基本的に自社の荷物を運ぶトラックが白ナンバーに該当し、外部企業の荷物を運ぶ時は緑ナンバー車とのこと。
ってことは、自社の荷物を運搬するトラックが国内にはわんさかいるということ。アルコールチェックが義務化されていないことを考えるとちょいと怖い気もします。
自主的にアルコールチェックを行う企業もあり
一部には義務化ではなくても、世の流れの受けてか自主的にアルコールチェックを行う企業もいます。事故を起こしたともなれば、企業イメージを毀損することにもなり会社にとってもかなりの痛手を被ります。
今回の事故が省庁動かす
今回の白ナンバートラックの事故を受けて、警察庁と国交省が義務化に向けて検討に入りました。おそらく義務化されることだと思いますが、もう少し早くしても良かったかなと。
それよりも緑ナンバーと白ナンバーでアルコールチェックについて分ける必要があったのかとも思っちゃいます。
周辺企業もにわかに盛り上がる
アルコールチェック装置を開発会社も義務化となれば、さらに商機が広がることでしょう。ある開発会社はスマホと検知器を接続して、息を吹き込んだ時の顔を撮影し、データと一緒に送信するというもの。これならなりすましなどの不正もできませんし、管理者はいちいちデータを入力する手間も省けます。
他にも車両側でアルコール検知機能をつけて、検知するとエンジンがかからないという理にかなった車両開発も進めているとか。
とにもかくにも、このような仕組みが早く普及して、一般人にも未然に防ぐ処置、エンジンロックなども必要になってくるかなと思います。