そろそろ本気を出しますか。日本たばこ産業。加熱式タバコ。加熱式タバコでシェア巻き返し

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アイコス旋風は去ったけど

加熱式タバコと言えばアイコス。数年前に登場して、どこもかしこも売り切れ。街のタバコ屋さんで奇跡的にゲットした友人が誇らしげにアイコスを手にしたことを自慢していました。

あの騒動がいい宣伝になったのか、加熱式タバコと言えばアイコスというのが定着した感があります。

国内のタバコ市場で、アイコスのような加熱式は全体の3割を占めており、内7割はアイコス。2割がグロー。残り1割がプルームテックとのこと。ある意味、アイコスの一人勝ちと言ってもいいでしょう。

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プルームテックは商品としては良いんだけど・・・

一度アイコスを吸わせてもらいましたが、どうも吸いごたえという面ではイマイチ。加熱式のネガと言えばこの点でしょう。個人的にはアイコスの臭いがどうもダメ。車内で吸われた時は、友人に吸うのはやめてくれと言ってしまうほどでした。

で、JTのプルーム・テックはと言えば、ほぼ無臭。こちらは車内で吸われても気になりませんでした。タバコの銘柄にもメビウスがあり、加熱式にスイッチするならプルーム・テックかなと。

このように商品としては良いけど、後発組というハンデもあってか、シェアは1割という残念な結果。国内勢として頑張って欲しいと思っていましたが、その想いが通じたのか、プルームテックがフルモデルチェンジすることになりました。

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その名もプルームX

プルーム・テックはJTの開発商品でしたが、プルームXはJTインターナショナルという海外たばこ事業を担う会社との合作だとか。

というわけで、プルームXは国内に留まらず海外市場も視野に入れた言わば戦略商品なのです。将来的にこの2つの会社は統合するようで、統合前に景気づけとでも言いましょうか、結束を強めるという意味もあるのでしょうか、とにかくこれまでとは比べものにならない位、力の入った商品であることは間違いありません。

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文化の違いで衝突ばかり

プルームXの開発は2019年が進められました。全く文化の異なる会社が共同開発するのは大変なようで、緻密すぎる日本勢と大まかな海外勢で衝突することもしばしばあり、完成までに相当苦労したとか。

とは言え、そこは大人の集団。互いの言い分を受け入れ、直すところは直す。譲れない所は譲らないというスタンスで、ようやく完成の目処が立ちました。

この開発を通じて、中の人達いわく、学ぶべきこと、改善すべき所は見えたと素直に相手方の文化を受け入れるスタンスには驚きましたが、統合を前に結束力は高まったと思います。

肝は吸いごたえ。ヒットするか、プルームX

アイコスユーザー、プルームテックユーザー共に口にするのは吸いごたえがないとのこと。なので、紙巻きたばこと併用で吸っているの人が僕の回りでは比較的多い。

吸いごたえがないというのはJTでも百も承知のようで、プルームXは、そこにこだわって開発されたそうです。

実際に吸ってみないとわかりませんが、これが実現できていればシェアトップのアイコスを脅かす存在になるかもしれませんね。

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紙巻きたばこで人気のメビウスブランドを持っているのは大きな財産。これらのユーザーがプルームXにスイッチしてくれれば、第ニアイコス旋風を引き起こし、どこもかしこも売り切れという状態が続くでしょうね。

とにもかくにも海外勢にその座を奪われているのは日本人としてはどうも気分がいいものではありません。

JTの反撃を期待したいと思います。商品名のエックスには2つの会社が統合して作った意味も込められているんでしょうね。

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