トップ20の軽比率が4割
近年のクルマ販売の傾向と言えば、軽自動車の躍進。トップ10のほとんどが軽自動車。昔は登録車がガンガンランキングされていて、軽自動車なんて2~3台だった気がします。で、2014年の4-7月は消費増税もあって、その傾向がより強まっているというのだから、クルマメーカーもさぞ大変でしょう。
低グレードに人気集中
軽自動車と言っても、今では100万越えは当たり前。コンパクトカーとあまり差はない。けど、消費増税の影響もあってか、高価格帯ではなく、標準価格帯のグレードを選択が増えているようです。例えばダイハツ タント。高価格帯のタントカスタムが増税後、5割から4割弱と悲惨な状況が起きています。
オプションも受難の時代か
ディーラーの儲けに大きく貢献するオプション。特にナビゲは利幅も大きく装着率も7割と好調をキープしていたもの、増税後は激減。カー量販店、あるいはスマホアプリで済ませるお客様が増え、ここにも増税の影響をかぶっているようです。
どうなる国内ディーラー
メーカーの場合、儲けの低い市場ということであれば、海外生産を増やそうと逃げ道はありますが、ディーラーの場合は、そうはいかない。今ある市場に向き合い、飯のタネを蒔いていかないとジリ貧は必死。車販に頼らず、収益を確実に得られる施策、点検整備であったり、中古車になっていくかと。
2015年から軽自動車が増税されることから、今の、やすグルマが幅を利かせるこの状況を打開してくれればいいのですが・・・。
日経ビジネスNO.1754より