一歩どころか数百歩先を行くトヨタのクルマづくり

まずは共通プラットフォームのお話

車台の共通化というのは、今までのクルマづくりの中で、どのメーカーも取り組んできました。

部品を共通化することでコストが大幅にダウンできるというのが大きな理由。けど、高級車を買ったのに、あの大衆車と同じ車台なのとユーザーにとってはちょっとゲンナリしてしまう。

けど、トヨタの進めるTNGAは、そうではないみたい。

新型プリウスに、このTNGAが採用され、つい先日発売されたばかりのC-HRにも同じくTNGAが採用されているのですが、乗り味は全然違うとか。

プリウス

きっちりとユーザーの不安を消してまう、夢のようなプラットフォームを実現したわけです。

が、社内ではTNGA推進チームと車両開発トップとの激しい攻防があったのは事実。長い年月をかけてお互いの摺合せがあったようです。

車両開発トップのお話が実に興味深く「一級品の素材を元に、どう味付けするのが開発チームの役目」的なことを言ってました。

イタリアンにするか、和風にするか、はたまたアジアン料理にするか、そこが開発チームの腕の見せ所なんでんしょう。

で、このTNGA、コストダウンというメリットもありますが開発期間の短縮にも貢献しているとか。開発には3-4年かかると言われています。開発スタート時はトレンドであっても数年後は陳腐化してしまう。

C-HR

ということで、開発期間の短縮は、市場とのズレを解消するにももってこいだと思うのです。

世界NO.1のトヨタが共通化で成功しているのですから、他メーカーは戦々恐々でしょうね。

Iotの世界にも進出したよ。

まず驚いたのがトヨタがIotを既に導入しているということ。

というのも、外部との通信をするわけで、場合によっては情報が漏洩したりとか、ハッカーに乗っ取られてエライことを起こされちゃう危険がある。

クルマづくりともなれば、その影響は計り知れない。ので、クルマ屋さんは導入しないだろうなと思っていました。

既に高岡工場では、Iotの実証実験が進んでいます。

生産ラインの工程ごとにデータを収集して解析。生産性の改善が見られれば、他の工場にも横展開していくもの。

ある意味、このIot、トヨタのお家芸とも言える改善に使われているようです。

IoT

慢心は一切なし

今や世界NO.1と言っても過言ではないトヨタ。

追われる身だからこそ、危機感も半端ない。

その危機感を少しでも解消しようと、先手、先手で動いている感じがします。

敵は異業界にも及びますしね。

それも現状に満足することなく、絶え間なく改善を推し進める企業文化の現れなのかなと思った次第です。