サムスン、Appleの2強で盤石?
スマホメーカーといえば、何と言ってもサムスンとApple。この2強の強さを他の寄せ付けないものがあります。
と思っていましたが、何気に中国スマホメーカーを力をつけているようで、将来的にはこの2強を脅かす存在になるのではと注目しています。
サムスンの失速
圧倒的な強さを誇っていた首位のサムスンですが、2016年のギャラクシーノート7の発火問題で失速。
自分には関係ない話かと思いきや、先日国際線に搭乗した時に、ギャラクシーノート7を狙い撃ちで検査していたのを見て、これって全世界的に衝撃を与えたニュースなんだと実感。
ということもあってか、2016年の第四四半期では、首位の座をAppleを譲ることに。
ブランドイメージを大きく毀損しただけに、このダメージは当分続きそうな感じがします。
返り咲き、Apple
サムスンの失策で、息を吹き返したApple。対前年比7.7%増となり、堂々のトップ。
が、昔の2桁成長と比較するとちょいと勢いが失った感じは否めません。
といった具合に、2強にやや元気がない所に来て、中国メーカーが急伸しているのです。
中国市場では圧倒的な存在感
スマホ市場で世界の販売台数の1/5を占める巨大市場中国において、自国メーカーのファーウェイ、レノボ、オッポ、小米など。
上位はほぼ中国メーカーが占め、Appleが4位。サムスンはなんと6位と苦戦を強いられているのが現状。
オッポに関しては、イケてるスマホイメージが強く、Appleよりもその道では人気が高いよう。
日本で言えば、Appleよりも、オシャレなスマホを国内メーカーが発売したような感じです。
インドでも存在感増す中国メーカー
所変わってインドでも同じような減少が起きており、中国メーカーの合計シャアは、約半分
対してAppleのシェアはわずか2%と信じられない結果となっています。
Appleの場合、輸入品のため高関税をかけられ販売価格が高くなってしまうという不利な条件も重なっていることもあり、インド国内に工場を建設し、巻き返しを検討中。
将来的には中国に続いて有望な市場ですから、早めに手を打った方が良いと考えたのでしょう。
スマホ市場は今後どうなる
物凄い勢いで普及したスマホですが、国内ではほぼ定着期に入り、昔のような伸びは期待できません。
ある意味、コモディティ化しているので、余程、商品に魅力がない限り厳しい感じがします。
となると、数をさばくとなるとアジアの中間層、これからスマホユーザーになりえる人たちをいかに取り込んでいけるかにかかってくるのでしょう。
となると、近い将来、中国メーカーが世界販売台数首位に輝く時が来るかも