この時期にインフルエンザって
取引先のお客様がインフルエンザーでお休みという話を聞いた時に耳を疑いました。11月だって言うのにあまりにも早すぎるでしょうって
が、九州地方では既に流行の兆しという報道を見て、レアケースではなく、今後、全国的に広がるんだろなと。
この件を知り、思い出されるのがインフルエンザー薬。
2018年には幸いにもインフルエンザにかかりませんでしたが、2019年は事前に予防しといた方がいいかもと思った次第です。
2018年はゾフルーザの圧勝
インフルエンザ薬として、昨年世間の注目を集めたのがゾフルーザでした
1回の服用でインフルエンザーにかかりにくくなるという夢のような薬
ってことは、未然に服用しておけば、鼻の穴に検査キットを突っ込まれて涙目になるようなつらい経験もしなくて済む
そう思った人が多かったのか、これが爆発的に売れまくり、既存勢力のタミフル、イナビルを圧倒する第三勢力として台頭。
開発元の塩野義製薬では当初の想定よりも2倍の263億円を売上、24時間体制で生産しなくては間に合わないほど。まさにゾフルーザ様様といった2018年でした。
で、その勢いそのままに2019年も突っ走るかと思いきやちょとした問題が発生
暗雲垂れ込めるゾフルーザ
インフルエンザ薬は一定の割合で耐性ウィルスが出現するそうで、その出現率の高さがゾフルーザは高いということが判明
特にお子様向けにはその傾向が強いとのこと。
これを受け、医学会もゾフルーザのお子様向けの服用は慎重にという声明を出すにいたり、2018年ほどの爆売れは期待できないかもと言われています。
巻き返しのイナビル
このゾフルーザの失態に、勢いづくのがイナビル。
吸い込む力の弱いお子様でも吸引しやすいイナビルを2019年10月に発売。
ゾフルーザが苦手とするお子様向けにピンポイントにはまり、イナビルを猛追するのではと思われます。
勝利を掴むのは一体どこ?
といった具合に、再び群雄割拠に戻った感じのインフルエンザ薬市場。
タミフルは2018年からジェネリック製品が発売され、かつ服用回数も多いことから2社に比べるとちょいとハンデがあるかなと。
となると、イナビルとゾフルーザの一騎打ちということになるわけですが、個人的には簡便なゾフルーザに頑張って欲しいところ。
耐性ウィルス対策も当然ながら対策は進めているであろうし、さらなる進化を期待したいところです。
とにもかくにも今年もインフルエンザにかからないようしっかり予防していきたいと思います。