外資系のくせにしぶとく生き残るコストコ

スーパー流通業界

黒船来襲とは言ったものの

海外で怪物的な成功はおさめて満を持して日本に上陸したものの、当時の勢いはどこへやら。全く泣かず飛ばずで本来の力を発揮できずに撤退してしまった外資系小売企業。

その最たる例と言えばカルフールテスコ。外資系はやっぱり無理かなと思いきや今なお輝きを失わず、ほぼほぼ日本市場に浸透したスーパーがあります。それが今回紹介するコストコ

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周りにもコストコ利用者が多い

カルフールやテスコで買い物をしてきたという話は聞かないけど、コストコは友人の少ない僕でも何人かから買い物した話を耳にします。

会員ではないけれど、会員の人と一緒に徒党を組んで買い物をするというもの。これなら会員の人にとっても、利用頻度が上げられて年会費4400円無駄にならない。

つまり、コストコの強さは、他のお店にはない集団で買い物をするという新しい買い物のカタチを作ったのが成功の要因ではないかと。

イオンやイトーヨーカドーの買い物を集団で行くというのはまずない。となると、集団でお買い物となるとコストで買い物という自然の流れが出来てくるわけです。

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生き残れたのもメガ盛り級の独自商品があるから

他に日本市場で生き残れた要因としては、メガサイズ級の商品が多いこと。3kgのボディーソープ500gのポテトチップスなど。一般のスーパーでお目にかかることのできない商品だらけで、他社との競合が起きにくい。

そこに来て安いと来るのだから向かう所敵なしと言ったところでしょうか。この商品も既成商品かと思いきやメーカーとコストコによる共同開発商品ということにビックリ。

それも梱包や物流費を下げるためにやっているというのだからさらに驚き。そもそも販管費が低いコストコ。モノが小さければそれだけ梱包や物流において手間がかかりコストがどうしても上がってしまいます。が、コストコのメーカーの工場から売り場まで積み替えなしで、そのままパレット積みのまま、店先に並べるというもの。店舗側のスタッフの品出し、整頓作業など一切なし。販管費が低いというのもうなずけます。

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徹底的に無駄を排除

このようにコストコのとにかく無駄をトコトン排除してコストを下げるという姿勢は、他社では到底真似できない技。イオンやイトーヨーカドーの販管費が20%超えの所、コストコは約10%

さぞ儲かっていると思いきや利益もトコトン削り、一人勝ちということをせずメーカーさんの信用も高いとか。直取引が9割近いというのもうなずけます。

こうしてみると一度はコストコには行ってみたいものです。とは言え、一人暮らしの自分にとって3kgのボディソープは使い切るのに1年以上かかりそうな気がしてなりません・・・

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