コロナで変わる福袋文化

福袋流通業界

ネットで予約、福袋。高島屋

働き方改革などもあり、正月は従業員にもしっかりと休んでもらいたい。てなわけで元旦だけはお休みにする百貨店、デパートなどがここ2-3年で増えました。

今年も同様な動きを見せる中で、福袋については今年ならではといった動きが見られます。

高島屋では蜜を避けるという理由で三が日の福袋店頭販売はなし。代わりに年内に店頭にて事前予約するというもの。

福袋というのは衝動的な買い物だけに事前予約となると、どこか計画的な意味合いも含まれ、どこか興ざめにしてしまいます。

が、これも感染拡大防止の一環なのですから、致し方ありません。

ビッグカメラも店頭販売中止

ビッグカメラも今年は店頭での福袋販売を中止に。これまで店頭とネットを併用していましたが、今年はネットのみに変更しました。

ネットは事前予約制で、しかも抽選という、いかにもお宝感漂うもの。

実際に、福袋の中身をSNSで公開するなど話題性があり、それを期待していか、今年は既に事前予約の申込みは早々に終了しました。

それだけ関心が高まっているからでしょう。

店頭販売にこだわる、松屋

高島屋が店頭販売を中止する中、松屋は店頭販売を行うなど会社によってはバラツキがあるようです。

店頭販売にこだわる理由としては、これまでの正月ならではのイベント文化をなくしたくないとのこと。

確かに初売りを経験することで正月を実感する人も多いと思われます。

とは言え、松屋も来店の分散化としてネット販売も併用するなど十分な感染拡大防止策を取っています。

お正月の風景さえも変えてしまうコロナ

お正月の楽しみである福袋が、2021年は大きく様変わりし、小売業界にとっては大きな需要期を失い痛いところでしょう。

福袋の他にも、イトーヨーカードが毎年、お正月に実施している甘酒やホットカルピスのサービスも中止となり、代案を検討中だとか。

これもすべてコロナによるものですが、日本のお正月の風景さえも変えてしまう破壊力にあらためて怖さを感じましたよ。

購買意欲の高まりはせめてもの救いかも

てなわけで2020年の年末年始は、感染者拡大の影響なども受けてお家で過ごす時間が増えそう。

内閣府の消費動向調査によると、外食や旅行の支出が減る中、モノへの消費意向は高まっていること。

来客は減ってしまうのは残念ですが、ネット販売などで挽回できれば良いかなと。

僕的にもこの年末年始にポチポチすること間違いなし。買い物が一種のストレス発散になっていることは間違いありません・・・。

タイトルとURLをコピーしました