中央集権化の象徴、セミオート発注システム
お店の忙しさが一段落して、バイト君のシフト表づくりやら発注業務と何かと忙しい店長業務。発注は店長の長年の勘と経験と閃きがモノ言う世界。が、必ずしも見込み通りに事が運ぶとは限らない。
この店長業務の負荷軽減すべく導入されたのが、セミオート発注システム
まさにビッグデータだよ、コイツは
セミオート発注システムの元データが凄まじい。
他にも様々なデータがあると思いますが、これらのデータをガッチャンコして、「はい、これが本日の夜に必要な商品ですよ」と自動で推奨商品を割り出してくれます。
ある店長は、バイト君が急遽やめて発注業務に時間を割くことができず、セミオート発注システムにお任せ。
納品された商品を見てビックリ。いつもは2-3個しか出ない女性向け弁当が10個近く納品されている。
廃棄やむなしと腹をくくった店長ですが、予想を上回る勢いで売れ、それからというものセミオート発注システムの信者になったとか。
恐らく推奨と実売の差異までもデータ化して、がセミオート発注システムの精度を高めていると思われ、実売との誤差がなくなれば、これはセブン追撃には欠かすことのできない兵器となること間違いなしでしょう。
自主性尊重のローソン
このセミオート発注システムの導入は、強制ではなくオーナーに委ねているとか。とは言うものの、ただ指を加えて導入を待っているほどローソンも呑気でありません。
廃棄ロスを出した場合、その一部をローソンが負担をするという好条件をつけています。
導入の背景は
セブンと対比して見ると、中央集権のセブンに対し、地方分権のローソンといった感じです。僕に言わせれば。自主性を尊重し、地域のニーズに合わせて臨機応変に対応する。一番と異なることをすることで、一番を取ろう的な話を見て、ローソンを好きになった記憶があります。
が、今回のセミオート発注システムは、中央集権化に舵を切ったとも言えます。
その原因は、店舗間の格差。売上の良いお店もあれば、悪いお店もある。その差が大きすぎる。なので、その差を縮めるべく本部が人肌脱ぎましょうと、そう僕には映ります。
どうなるローソン
コーヒーはダントツでオイシイ。ゲンコツコロッケ、アメリカンドックは僕の中ではヒット商品。そうゆう意味では行くとローソン贔屓な僕。業界3位となっちゃったけど、2位奪回を目指して頑張って欲しい。