パパママストアでペイペイ
消費増税が始まり、政府主導による5%還元があちらこちらで目にするようになりました。
これまで現金払いだったお店もこれを機会にキャッシュレス化が進むのでは期待していますが、早速、近所のクリーニング屋さんがペイペイを導入。これも5%還元効果なんでしょう。
加えて、これまでQRコード決済を導入していなかった100円ショップでもペイペイが導入されるなど、徐々に浸透している気配が伺えます。
恩恵に預かれないお店は大変だよ
この施策、基本的には中小小売店向けの施策。
大手のチェーンともなるとこの恩恵を受けられません。
例えばドラッグストアの大手チェーン店スギ薬局の場合は政府主導の5%還元が受けられない。
のに、キャッシュレス比率は、うなぎのぼり。前年同期比約30%まで上がり、今後もさらに伸びる予感
自社で還元策を行い何とかお客を引き止めるという苦肉の策を打っている訳です。
確かコンビニも自社負担で何とかこのキャッシュレスフィーバーに乗っかっていた気がします。
カード会社にも言い分が・・・
キャッシュレス決済でついてまわるのが手数料問題。
通常3-5%と言われていますが、これが小売店に取ってはかなりの負担。
カード会社の言い分としては、貸し倒れ対策、ネットワーク接続料、VISAなどに払う手数料などなど、色々と経費がかかっているようで、非通最低限のコスト。これ以上の値下げは難しいというのが実情なのでしょう。
大手ともなれば、ボリュームディスカウントと言った大技を繰り出せるようなのですが・・・
独自キャッシュレスで対抗
手数料を少しでも抑えて、かつ今のキャッシュレス需要をうまく取り込みたい。そんな想いから出たのが自社専用キャッシュレス決済。
カード内に現金をチャージして使用するものもあれば、カード会社と連携して手数料を安く抑えたものまで幅広く展開しているのがミソ
タリーズコーヒーだったり、ドラッグストアのクリエイトなどで、そのような動きが起きています。
2020年6月以降が正念場
この5%還元も、2020年6月まで。それまでにキャッシュレスの利便性を体験していただき、後には戻れない位にしちゃおうとでもしているのでしょう。
消費者にとっても痛いところですが、小売業者にとっても痛いところでしょう。
確かペイペイは小売業者に対し、手数料無料としていますが、いつかはこの特典もなくなるはず。
となった時に、店側がスッパリとやめるのか、それとも痛みは伴うけどキャッシュレス決済を維持するのか。
本格普及にはこの山越えに成否がかかっていると思われまする