昔見たフリースのCMみたい
ユニクロが知名度を一気に上げたのは2000年前後のフリース。爆発的に売れに売れて学校ではフリースかぶりが出たほど。
そのきっかけとなったのがインパクトのあるCM。確かほぼ無音状態で吊るされたフリースがベルトコンベア的なレールに沿って流れていくというもの。
見るものには今まさに「あなたのお家の近くのお店までフリースを届けるからもう少し待っててね」とメッセージ的なものを感じられました。
実際は人力で、ピッキングをしてパッキングして出荷という流れを踏んでいたとは思いますが・・・
物流も自動化の波
労働集約型のビジネスだけあって、どうしても人手が必要となる倉庫のお仕事。広大な倉庫内に所狭しと棚が並び次から次へとカゴに入れて出荷する。
僕もピッキングの経験はありますが、とにかく商品を覚えるまでが大変。商品を探すのに時間がかかると後に控える仲間たちに迷惑をかけますので、それは必至。
当時は、倉庫側も募集すれば大量の貧乏学生が応募してきましたが、今ではとんと。
この人で不足感、海外も一緒のようで、あのAmazonも自動化に向けて動き出したとのことで大きな話題となりました。
人員9割削減に成功
2018年10月9日稼働させたユニクロの自動倉庫。
人力で賄うのは運ばれたきた箱をチェックする検品のみ。
トラックで入庫した商品の選別や倉庫内での運搬は全て自動制御されたコンベヤーやロボットが賄ってくれます。
というわけで人員を9割も削減できるというのですから人手不足はほぼほぼ解消したと言ってもいいでしょう。
鬼速の配送スピード
人員削減もさることながら、出荷までのスピードも大幅に短縮しているのがみそ
それまで8-16時間かかっていた作業が最短15分で済んでしまうというもの。
これにより即日配送がより現実なモノとなってきました。
Amazonはちょいと違う仕組み
ユニクロの場合はベルトコンベアで箱を流す仕組みですが、Amazonの場合は、商品棚が動くという仕組み。
洋服に限らず日用品、書籍と多種多様な商品を扱っているだけにベルトコンベアでは対応しきれなかったのでしょう。
一方のユニクロは洋服に限定され自社で製造している分、何かとコントロールが効きます。
場合によっては物流のことも考えた商品開発ということも十分考えられます。
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まとめ
倉庫の自動化で即日配送など便利になるのは大歓迎ですが、こうして働き口が狭まっていくのもちょっと寂しい感じがしてなりませんね。