よい意味で裏切ってくれた「ひるなかの流星」。努力は実る

ひるなかの流星日本映画

転校生はとんでもない美少女

宮崎から東京に転校となた永野芽郁演じるすずめ。どこから見ても美少女なのに周りの生徒はとくに盛り上がる雰囲気もなく、転校生がやってきた位の対応。

転校生側にとっては周りの冷静な対応に戸惑いを感じたことでしょう。こいつらとこれからうまくやっていけるのかと。

そんな不安をさらに深刻にさせたのが隣の席のいけすけない男子。教科書がまだ届いていなので見せて、すずめがお願いした所、ちょっと手が触れただけで激怒。

ひるなかの流星

この対応に痛く傷ついたすずめ。普通ならこの仕打ちにへこみ、高校生活が暗いものになりそうな所を、持ち前の気の強さで乗り越えていきます。

友達になってくださいと懇願されたら勘違いするでしょう。普通

下校時に、その男をとっ捕まえて、あの態度はよくないと真正面から批判。この距離感のない対応に今まで出会ったことのない男子は、自分の非を素直に認めます。

そんな嫌な男子なのに、友達になってくださいと手を差し伸べて懇願。

彼女としては純粋に転校生なのでお友達ができないから、お友達になってくださいと言っているのはわかるけれど、これってつきあってくださいと変換して解釈してしまうでしょう。普通。

ひるなかの流星

こうして転校初日にして、男子のお友達をゲットしたすずめ。幸先よい高校生活をスタートすることができたのです。

よくある恋愛パターン。教師に恋心を抱く生徒

男子の方は、次第にすずめの存在が気になりだし、いつしか恋心が芽生えてきます。

が、すずめの方はと言えば、純粋にお友達であって恋愛対象ではない。彼女が想いを寄せるのが担任のイケメン先生。

先生の前ではドキドキするが、男子と一緒にいるとドキドキではなく落ち着くというもの。

ひるなかの流星

この違いを正面切って言われた男子の心中は穏やかではないはず。

が、この男子がすごいのは、そんな彼女を受け止める度量の広さ。自分は二番でもいいよ。自分自身が努力して一番になってやるというスタンス。

てなわけで、心のどっかに先生がいつつも、フラレてしまったということ、男子の好きに思ってくれる気持ちにハートを撃ち抜かれつきあうことになります。

やっぱり先生の事が忘れられない?

めでたく付き合うこととなった二人ですが、まだ先生に対して未練タラタラ。

先生もすずめのお父さんから厳しく娘に手を出すなと言われているし、なかなか踏み出せない。が、先生もすずめが好きで好きでたまらない。先生と生徒という立場もありながら、彼女の気を引く行動に。

ひるなかの流星

ギュッと抱きしめられたすずめは再び先生への想いが大爆発。

そんな息苦しそうな彼女を見ているのがいたたまれなくなったのか、自分の気持ちに素直になれと、ある意味、先生のもとに行ってもいいよ発言をします。

この男子の背中を押す一言に想いが爆発。先生が事故を起こしたという連絡を受け、課外授業の山奥から遠路はるばる先生が入院している病院まで向かいます。

結局は先生とくっつくことになるのか。最初から最後まで健闘むなしく男子の恋は砕け散ってしまうのか。

個人的には、この男子を応援していたのにせつなすぎる・・・。

ひるなかの流星

恋の行方はいかに。ぜひご覧ください。

それにしても相変わらずの存在感の永野芽郁。終始画面にくぎづけでした。

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