逃した魚は大きかった。2足ロボット技術

全米のロボット大会で優勝

2013年頃に、全米のロボット大会で日本技術者達が開発したロボットが優勝したということで、ニュースでも大きく取り上げらました。

このニュースに触れ、日本のモノづくりはやっぱり世界イチなんだと誇らしい気持ちになりました。

が、この開発チームがGoogleの社員をというのだから、びっくり。しかも、グーグルの社員になって間もないというのだからさらに驚きました。

そもそもお国のためというスタンス

そもそもこの開発チームはシャフトという設立されて間もない会社で、資金力も乏しかった。なので開発資金の支援に経産省の門をたたいたわけです。

が、担当者からは、シャフトの開発する二足歩行ロボットは将来的にも需要がないときっぱり資金援助も断れる始末。

加えて、やりたいならアメリカに行けばいいと、トドメを刺されるような言葉を浴びせられます。

開発者は日本のロボット開発の発展をと思い、資金援助を頼んだのに・・・。ならばということで、この開発者本当に海を渡ってしまいました。

喰いつきの早かったグーグル

海を渡ると、複数の投資家から「話を聞きたい」との前向きな返事が殺到。その中に、あのグーグルがいたのです。

グーグルの対応は凄まじく早く、2度の電話打ち合わせを経て、トントン拍子で実機デモを見せる事に。お相手は、Androidを開発した副社長。

担当者ならわかりますけど、役員自ら名の知れていない無名のベンチャー技術を見たいというのは、さすがグーグルとしか言えません。

鬼速で出資OK

グーグルの副社長の前で2足ロボットのデモを見せると反応は上々。その場で投資するのは全然構わない。しかも金額はシャフト側で決めてもらえばいいと太っ腹の回答。

で、3時間のコーヒータイムをはさみ、出した投資額を目にした副社長はあっさりとOKを出し、後は部下と話してくれと颯爽とその場を後にしたとか。

てな訳で、デモした当日に投資話がまとまったというとてつもないスピードでした。

ラリー・ペイジ直属舞台

その後、シャフトはグーグル・ロボティクスの一員として働くことになり、直属はなんと創業者のラリー・ペイジ。グーグルがいかに2足歩行ロボットに力を入れているかがわかります。

震災のあの映像を見て

シャフト開発者の中には、あの原発事故で人力では何もできない映像に歯噛みしたとか。2足ロボットであれば、瓦礫の山を登ったりして建屋に入って調査もできる。

人間の代わりに色々な場面で活躍が期待できる2足ロボット。将来的には一家に1台なんて日がくるかも。しかもグーグルのネットワークを繋がって、機器同士で通信しあったりとか。

すんごい未来が待っていそうな気がします。