大手外食企業、受難の時代か

店長外食産業

外食離れに苦しむ大手

外食産業が疲弊しているようで、特に大手さんは特にその傾向が顕著。

上場外食大手10社の営業利益は2011年度の947億円から2014年には330億円とおよそ1/3まで激減。目のあてられない惨状です。

ハンバーガー

外食大手と言えば、吉野家、マクドナルド、ワタミ、ロイヤルホストなどがありますが、マグドナルドの落ち込み具合がまぁ、痛たしい・・・

どうしたマクドナルド

鶏肉問題やら異物混入事件で、大打撃を受け近年客足が遠のいているは周知の事実。

閉鎖する店舗は100店舗を超えています。その中には旗艦店の原宿表参道店や主要駅の閉鎖もあるようで、事態はかなり深刻。

事は不祥事によるだけではなく、消費者の大手外食離れが進行をしているようです。

大手外食はつまらない

大手外食の形態は、どこに行っても均一の味を提供できるという安心感がウリ。

が、これが今の時代、逆に仇となっています。

「どこに行って同じ」「新鮮味がない」「チェーン店だから行かないという身も蓋もない意見も・・・

一方、大手の失速を尻目に急速に力をつけているのが個店

店長

小規模ですが、ここでしか味わえない店長おすすめの日替わり定食が楽しみといったものが受けているのだと思います。

ネットの普及も後押し

ネットの普及で立地条件が多少悪かろうが、評判が良ければ集客は見込める。

今までは、ひと目につきやすい駅周辺に立地しないと厳しい状況でしたが、それが一変。

立地が悪ければ、賃料も下がりますし、経営の負担も軽減でき、その分メニューにお金をかけられるという訳です。

お店選びはネットの口コミが一般化しつつある意味、追い風は個店に吹いていると言えるでしょう。

解決の糸口は・・・

どうしても大手の場合、画一的なメニューになってしまう宿命を背負わされています。

コストと効率を考えるといたし方あるまいといった感じです。

それが価格以上の価値を提供することに。つまり安っすいのに、このボリューム、この味、この見た目

それが大手外食の強みなのかなと。

ってことは、その価値に見合うものを提供できていないことが不振の原因かと。

闇雲に価格を下げるのではなく、価格をちょい上げしてでも、付加価値にこだわれば、道は拓けるのかなと。

おそば

マクドナルドで言えば、オープンキッチンにして見て、機会じゃないよ、人がつくってんだよという演出もありかなと。バンズを焼いて、ハンバーグを焼いて、ひっくり返して、ネギとピクルスを乗せて、んで、調理人から直接客に手渡す。

目の前でその様子を見せる訳ですから、偽りのない出来立てがその場に召し上がることができます。

コレをしてくれるのなら、またマクドナルドに通ってみてもいいけど・・・

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