FCVはまだ終わっちゃいない。商用車という生きる道

燃料電池車ミライの行く末

水素を燃料とした燃料電池車。次世代カーとしてEVとほぼ同格で期待はされていたものの、今では大きくEVに水を開けられた格好。

BMWやトヨタが早くから開発に着手していたのに、今現在、聞こえてくるのはトヨタのミライ位。

ガソリン車に比べ高額ということもあり、補助金なしでは手は届かない車両価格と水素ステーション不足などが普及がなかなか進まない。

商用車という道が残されていた

このまま技術は優れているのに開発がストップしてしまうのかと不安になりましたが、商用車での普及が今盛り上がりを見せています。

基本的に乗用車に比べ航続距離の長い商用車は燃料電池車向け。EVのギリ200kmに比べガソリン車レベルの航続距離は商用車にとってはうってつけ。

バッテリーを数多く積む必要がないため、その分、荷室を広く取れると利点もあります。

台数も乗用車ほどではないため、水素ステーションもさほど多く設置する必要もない。主要な都市圏に設置すれば運用可能かと思えます。

給油もガソリン車同様、サクッと済ますことができ、時間に追われる運送業界にとってはありがたいお話です。

EV新興企業から続々

てなわけで、利に聡いEVの新興企業では、EVの開発同様、商用車向け燃料電池車の開発にも力を入れているとか。

次のテスラと期待されるEV新興企業ニコラでは、燃料電池車の開発車が進められています。

その期待の高さからか、資金調達も順調に推移し、商用車関連企業との提携も進み、燃料電池車商用車の実用化に向けて着々と進んでいます。

独ボッシュはパワートレーンの開発で、伊商用車大手イヴェコとは基幹ユニットの開発で提携をしています。

FCVトラックは2019年時点で1万4000台の受注があいり、23年の生産開始を予定。と同時に水素ステーション事業も開始するようで、準備が着々と進められています。

既存の自動車メーカーも負けてはいません

商用車に勝機ありという点は、既にトヨタも承知済み。国内ではヒノノニトンでおなじみの日野自動車と、北栄では米ケンワースと提携して既に開発を進めています。

ダイムラーやボルボも燃料電池車の開発会社を立ち上げるなど、燃料電池車を取り巻く環境がやや盛り上がりを見せてきました。

個人的にはEVよりも興味津々

将来的にはEVは乗用車向け、FCVは商用車向けといった棲み分けがなされていく気がします。

個人的には航続距離が長いFCVに魅力を感じます。実際に乗ったことはないですが、EVの加速時のエンジン音がどうもチープに感じてしまい、抜けるような気持ちよさがなく、燃料電池車なら、走る楽しさはまだあるかなと思ったしだいです。