なかなか普及しないおサイフケータイ
おサイフケータイが出た頃は、なんて便利なサービスと思いました。
小銭を持つ必要もなく、レジもサクッと決済できちゃう。急いでいる時には大変ありがたい。なのに、この良さが全く伝わらないのか、おサイフケータイの普及は道半ば。SUICA、NANACO、EdyにWAONなどなど。様々なサービスが乱立している現状を見て、どこかが抜きに出る存在にもなっていないのでしょう。
キャッシュレス後進国
統計的にも見ても、おサイフケータイも含まれるキャッシュレス決済において、日本は他の国に比べると普及率は圧倒的に低い。
中国、アメリカでは40%以上、お隣韓国に至って80%以上。いかに日本が遅れているのかがわかります。
そんな状況を見て、やっと国も介入して、キャッシュレス化を推進していこうという動きが高まってきました。
キャッシュレス化のメリット
まずは世の中のトレンドに乗り遅れないようにしましょうねというもの。フィンテックやQRコードの台頭など、どれもキャッシュレスとの親和性の高い新技術が続々とローンチされています。
現金では、これらの新技術も使えないというわけです。
2つ目が「税の捕捉率アップ」。特に個人事業主の税の捕捉率を挙げたいとのこと。キャッシュレス化をすればお金の出入りが把握できますし、より実態を把握しやすくなります。
最後に「訪日外国人対策」です。キャッシュレス化の進む海外の方にとって、自国で使っているキャッシュレスサービスを使えれば、お金を落としてくれるチャンスも増える可能性大。
かくゆう自分も、海外ではカード決済。旅行先の通貨に両替は面倒なため、買い物や飲食は全てカードで済ませています。
このようにメリットの3点はどちらかと言うと国がメリットを享受できるものばかり。消費者にとってのメリットは?ということで、消費増税に合わせて、ポイント還元などのサービスが浮上しています。
決済の仕組みの簡素化が重要では?
キャッシュレス決済した人には2%のポイントが還元されます。また個人事業主などキャッシュレス端末を導入できていない店舗に対しては、導入コストを引き下げ、かつ手数料の上限を設定するというもの。
確かに手数料はお店にとっては痛い所。導入が進まないのはわかります。が、それよりも端末を使い方などがわかりにくいからという理由で導入を見送っているお店も多いかと。
導入するには、QRコード読み込み決済完了といったわかりやすい仕組みも必要かと思われます。