スーパーのユニクロ。製販一体。業務スーパー

SPAと言えばユニクロだけど。

製販一体、SPAで知られるユニクロ。在庫リスクという点からアパレル業界以外でもメーカーが小売部門を持つのはリスクがあると言われていました。

ユニクロがほぼ一人勝ちなのに、追随者が少ないといこともそれを証明していると思われます。

とは言え、若干ではありますが、業種を違えどスーパーでSPAを展開している神戸物産の業務スーパーがこのコロナ禍の影響とでも言いましょうか、業績をグイグイと伸ばしています。

業務スーパー快進撃

全国に900店近い店舗を展開している業務スーパー。コロナ禍でどの業界も大打撃を受けた中、売上は対前年比約30%増。時価総額は1年間で倍増しました。

強みはとにかく低価格。お総菜、お菓子、精肉工場などをバラエティに富む生産加工工場を有しており、その数なんと22工場。

例えば鶏肉2kgを袋詰した商品の場合、まず自社の養鶏場から加工工場を経て、他社では2-3日かかる所を早ければ当日には店頭に並べてしまうほどのスピーディ感。これにより他社に比べ大幅なコストダウンが図れるというもの。

新鮮な上に安いと来れば当然こちらを選ぶでしょう。業務向けということもあり2kgというのはちょっとつらいものがありますが・・・。

独自の輸入ルート食品がヒット

生産だけでなく海外の食品を輸入している点も見逃せません。これも輸入商品を取り扱うスーパーよりもお安いとか。

これまた独自に輸入ルートを築いているようで、その歴史は1990年の中国進出に遡るというのですから、約30年という時間を考えるとその幅広いルートを持っていると思います。

最近では、イタリア産のパスタソースやタイのグリーンカレーでヒットを飛ばすなど注目を浴びています。

奇策、FC展開で在庫を一気に消化

とここまでは順風満帆にも見える神戸物産でしたが、輸入を初めた当初は苦難の連続で、山のように積み上がる在庫を前にどうしたものかと頭を悩ます日々が続いてたとか。

で、行き着いたのが自分たちで売って売って在庫をさばいてしまおうと。

こうして今の快進撃につながるFC展開がスタートしました。当初は赤字続きでしたが、50店舗を超えた当たりから黒字の目処がつき、今に至ります。

FC店は日持ちするパッケージ商品や冷凍食品に絞り、廃棄ロスが発生する生鮮、精肉は扱わせないという徹底ぶり。

この割り切った戦略もFCの成功に繋がっていると思われます。

コロナ禍のまとめ購入でフィット

今やコロナ禍で引きこもり需要が旺盛。まとめ買いが当たり前になってきた中で、業務スーパーならではのとてつもない分量も消化できてしまうほど一般家庭の生活形態も変わってきたのでしょう。

とにかく一度、お店に行ってみたいと思った次第です。