まさに市民球団。千葉ジェッツの快進撃

まるで広島。地域スポーツチーム

プロバスケットリーグBリーグが発足して約1年が経とうとしていますが、資金力はチームによって様々。大手企業がスポンサーについている所もあれば地域方々から出資して運営をしている所などなど。

当然資金が豊富なチームの方が強いというのが一般的。

野球で言えば巨人でしょう。豊富な資金を元に有名選手を獲得して、チーム力ではダントツ。一方、資金力が厳しいと言えば広島。けれど、チーム力は資金に比例するものではなく、昨今の広島の強さを見れば一目瞭然でしょう。

ファンの熱量も地元チームという愛着が沸き非常に高い。

このような減少がBリーグでも起きているというのが今回のお話です。

破綻寸前だったのに

千葉の船橋を拠点とした千葉ジェッツはまさに地域密着で成功したチームと言えます。

今でこそ試合をすれば多くのファンがかけつけ会場は満員になるものの、数年前は破綻寸前でした。

2010-2011年シーズンは売上高7000万円に対し、経費は1億5000万円。大赤字状態でした。

そこで2012年から現在の島田社長を招聘し、改革に乗り出しました。

新社長となった島田さんは、それまで旅行会社3社を立ち上げるなど、言わばプロ経営者。

まずは資金集めに乗り出します。

千葉ジェッツ

口説き文句が胸に刺さる

Jリーグもそうですが、地元の有力企業からのスポンサードで経営が成り立っています。

サッカーの野人岡野もそう。地元企業に足を運びスポンサードのお願いで地域内を飛び回っているというのは有名なお話。

この交渉時に島田社長が使った決めゼリフが「1兆円の利益を出す企業を倒しませんか」「打倒トヨタ」というもの。

この言葉を聞いて、琴線に触れた経営者が多かったようで、あれよあれよと中小企業から200万-300万の出資集めに成功。1年で1億円を超えるようになったとか。

確かに小が大を飲むというのは非常に興味深く、感情移入がしやすい。

完璧ではなく、伸びしろがある方が応援したくなるという心理をうまく汲み取ったと言えます。

アルバルク東京

ファン数で大手チームをぶっちぎり

2015-16シーズンでは、観客動員数は5196人とダントツ。最大手のアルバルク東京の約3倍。

SNSファン数も約23万人でこちらもダントツ。

売上高も島田社長の就任前の7000万円から18年6月期は14億円を見込むなどとてつもない成長を遂げています。

チャンピオンシップ決勝では悲願の打倒トヨタは達成できなかったものの、夢を実現できなかった分、さらにファンの熱量も高まること必至。今後のさらなる活躍が楽しみです。