それなかったことにしてくれる。記憶を消してくれる「記憶や あなたを忘れない」

誰でも持っている消したい記憶

嫌な記憶、楽しかった記憶などなど、その全てを取り除いてくれる。そんな夢のような事を叶えてくれるのが本作主人公の「記憶屋」という人

半ば都市伝説とも言われ、自在するかは不明。記憶屋を扱ったサイトに書き込んだら奇跡に会うことができるとか。

依頼者の多くは、過去に嫌な思いをした人ばかりで、その嫌な記憶を生涯ずっと引きずり、生きていくことさえつらいというもの。

が、記憶を消された人が恋人だったら。相手方の記憶が一切消され、あんなにラブラブだったのに突然他人行儀な振る舞いをされたら、そのショックは計り知れないでしょう。

記憶屋

結婚まで約束したのになぜ?

そんなかわいそうな事態が起きてしまったのが作品の主人公の男子。まだ学生ながらも将来は結婚しようと指輪で用意してプロポーズ。晴れて彼女からOKをもらい我が世の春を謳歌していたのに、ある日、駅で偶然ばったり会ったらあかの他人扱い。

俺の事を忘れたのかと必死になる男子。さらに表情をこわばらせる彼女。この異変に記憶屋が絡んでいるのではと察した彼は、記憶屋探しに乗り出し、彼女の記憶を取り戻そうと奔走します。

過去にもあったよ、こんな経験

思い返してみたら、このような状況は今に始まったことではなく、前の彼女も同じように、ある日突然、自分の存在を全く覚えていないという態度をされていました。

つまり今回で2回目となるわけです。さらに幼少期に幼馴染の女の子が、同時何者かに誘拐され無事戻ってきたものの、誘拐された記憶がごっそりなくなっていた。誘拐されたことが全くなかったかのような振る舞い。

記憶屋

このように奇怪な現象が、彼の周りで3回も起きていました。

強力助っ人現る。記憶屋探しに頼もしい見方

彼一人の力で、どうしても限界がある。そんな時に手を差し伸べてくれたのが弁護士の先生。彼も記憶屋に大変興味があり、連続強姦魔という事件を追って忙しいさなか、彼の記憶屋探しに協力します。

この弁護士の先生、さすがに頭の切れるお方で、連続強姦魔事件と記憶屋の中に接点があるのではと踏みます。調査をす進めていくと記憶屋に会ったという証言を被害女性の中から聞き出すことに成功。

こうして、彼の中で、一人の人物が浮上してくるのです。

幼馴染の女の子がまさか

記憶屋は一体誰なのか。弁護士の先生は、主人公の男子の幼馴染の女の子が記憶屋ではないかと踏み、彼女に問いただして見るとあっさりと記憶屋であることを認めます。

記憶屋

依頼者の多くは、つらい経験した過去を消し去りたいという人ばかり。その先の人生を苦しさを開放すべく、人助けという意味合いで、これまで数々の記憶を消してきたとのこと。

そう、記憶屋はいい人だったのです。が、時には自分のために使ってしまうこともたまーにあるそうで・・・。

彼の記憶消しちゃいました。せつなすぎるよ・・・。

記憶を失った彼女は、実は連続強姦魔事件の被害者でした。彼からプロポーズされてウキウキ状態だった矢先に強姦に会い、生きていくことさえつらい。

そこで記憶屋に頼んで、このつらい記憶を消してもらおうと依頼したわけです。お互い彼を通じて面識があり、記憶屋が知り合いの女の子とだった事に驚きはしたものの、とにかく記憶を消して欲しい。

で、記憶屋の彼女は強姦された記憶と一緒に彼の記憶も一緒に消してしまうのでした。

幼い頃から好きで好きでたまらない彼を手放したくない。その想いが強かったのでしょう。

記憶屋

結局、記憶屋であることは彼の知ることとなり、泣きながら彼女が謝罪すると同時に、一度でいいから好きになって欲しいという言葉に胸が熱くなった次第です。

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