彗星のごとく現わる
僕の中でのファーウェイのイメージは、赤い彗星のごとくまたたく間にスマホでトップ集団に上り詰めたというイメージ
それまでサムスンの独壇場であった中国市場において、あっという間に首位をかさらってしまったのですから。
その後、勢いは留まることを知らず今では、サムスン、Appleに次いで世界3位というのですから、その成長スピードとはとてつもないものだと思います。
ファーウェイの歴史
設立は1987年。中国のシリコンバレーこと深圳(しんせん)で創業。
携帯電話の基地局やスマホなどの事業を手がけ、その対象は世界170カ国以上。2017年の売上高は9兆円。
諜報活動に加担って・・・
通信機器の世界では圧倒的な強さを誇るファーウェイですが、やっかみなのか、中国籍ということで今苦境に立たされています。
アメリカでは政府機関とその取引先に対して、ファーウェイ機器の使用禁止のお触れ出る始末。
理由は通信機器を通じて諜報活動をしている可能性があるとあらぬ嫌疑をかけられています。
この動きに同調するかの如くオーストラリアでも次世代の通信規格5Gにおいて、ファーウェイの参入を禁止するという動きも出ています。
オーストラリアはひとまず置いといて、現在米中では貿易戦争が起きているだけに、この先、そのとばっちりがファーウェイに向かう可能性大。
垂直成長を遂げた同社にやや暗雲が漂い始めています。
国内でも厳しさを増す可能性も
海外から厳しい目にさらされ、加えて国内でもファーウェイにとって試練が訪れる可能性もあります。
民間企業に対して中国政府の監視が厳しくなっていますから、不利な規制を持ち込まれたら目も当てられないでしょう。
活路は日本企業との関係強化
一方の日本はと言えば、アメリカ、オーストラリアほど厳しい目を向けているわけでもなく、取引が拡大の一途を続けています。
2009年に330億円だった日本からの部品や原材料の調達額は2017年には4800億円と10倍以上。研究開発拠点としての関係が続いています。
んで、この度、大阪に研究開発拠点を立ち上げる予定で、その理由は、関西を中心に日本が得意とする科学や材料分野で強い企業が集積しているからとこと。
ファーウェイの成長の陰に日本企業ありといった所でしょうか。
まとめ
と考えると、ファーウェイの成長は日本にとっても喜ばしいことであり、現在の苦境は日本企業にとっても苦境とも言えますね。
疑いが晴れることを切に願います。