乗用車よりも先を行く商用車の自動運転化

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故障予知機能で稼働ロスを低減

ほぼほぼ毎日稼働している商用車。急な故障で走れないなんてことになったら仕事に大きな穴を開けてしまうことも。

故障前に「そろそろ点検交換の時期ですよ」とアナウンスしてくれれば、未然に大きな故障も防げます。

このサービスをクラウドを使って既に提供しているのがいすゞプレイズムコントラクト故障の7割を占めると言われるエンジン、変速機、排ガスの後処理装置の異常を検知してくれます。

未然に通知があれば2-3時間で整備は終わるとのことで、故障後の1日がかりに比べたら大幅にロスを削減できます。

他にも独ボッシュではブレーキシステム、リチウムイオン電池などの異常も検知できます。

いすゞもボッシュも、それまでのハードの生産からソフト面にも進出してトータル的に商売しているのが印象的。商用車の世界でも大きな変化が起きていることを示唆しています。

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ダイナミックルートガイダンスで最短ルートを表示

ナビゲーションによるルート探索は既にある技術ですが、このダイナミックルートガイダンスは、車両個々の状況に応じた最適なルートを探索してくれるというのがこれまでのルート探索とは大きな違いです。

位置情報、車速、そうだ、アクセル、ブレーキなどの情報を収集し、効率的なルートをクルマに返してくれる。

この技術にはAIや今話題の量子コンピューターが使われているそうで、より精度の高いるルート案内が期待できます。

他にも庫内をモニタリングして、キャパに余裕があるかいなかをクラウド上に上げて、モノを運びたい荷主とマッチングさせるサービスもこの先予定しているとか。

モノを納品し終わったら、ほぼ庫内はカラ状態。これを有効に活用できれば今まで取り逃していた需要も得られるので物流会社にとってもありがたいですね。

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最後は隊列走行

トレーラ数台が一糸乱れず高速道路を走る様は、壮観としか言いようがありません。これを無人でやっちゃうおうといのが隊列走行技術です。

既に乗用車でも追尾機能というのがあります。この技術を使いつつ、これに情報のバケツリレーを行って、情報ディレイをなくして精度の高い追尾走行を可能にしています。

既に有人の実験は成功しているようで、今後は後に続くクルマのハンドル操作も自動化、そして最終的には全車両無人化といのが予定されています。

この車列には当然、割り込みなどできるはずもなく、長い隊列の後尾についたらしばらくはしんどいだろうなと思ってみたり。

とは言え、人手不足で苦しむ物流業界にとっては、まさに救世主と言ってもいいでしょうね。

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