持ち帰り8%、店内飲食10%
消費増税後、早2ヶ月。これまでの増税とは異なり、駆け込み需要もそれほど盛り上がらず、増税反対の声もさほど聞かれない。
それも、今回の消費増税のわかりにくさに起因しているのではないでしょうか。
特にわかりにくさを増長させているのが、持ち帰りと店内飲食では税率が異なる点。
持ち帰りと明確にわかるファーストフード店や牛丼屋ならまだしも、コンビニのイートインとなるとその境界はかなりグレー。
実際に、このグレーゾーンにおいて色々と問題が噴出しているようで・・・
ドトールコーヒーの対応は秀逸
この手のトラブルを回避し、店舗スタッフの負担を軽減する動きも。
テイクアウトであろうと店内飲食であろうと金額は一緒。ケンタッキーや牛丼のチェーン店の一部では実施されています。
金額を同一にしていない店舗では、ドトール対応が参考になると思います。
持ち帰りの場合は、カップで提供。店内飲食はマグカップと容器を使い分けることで明確にしている点。
目に見えてどちらかが認識できるので非常にわかりやすいかと。
強い正義感から。注意しちゃう人も
とは言え、時には例外もあるようで、店内飲食なのにカップを要求するお客様
というのも飲み残した分を後で、飲みたいからというのが理由。
が、ここでトラブルが・・・。カップのくせに店内飲食するとは何事か。それ脱税でしょと強い正義感からか注意をするお客様が出てきたのです。
他にも本部に連絡する人などもおり、こえが結構な数に上るというのですから、日本も捨てたもんじゃないかなと。
10%で購入済みを明示
といった具合に、思わぬ正義マンの登場で、その対応に追われたドトールでは、店内飲食を明示するシールを貼付することで、この問題を解決
イートインの記載されたシールを見れば、「あっ、この人はカップだけど、店内飲食でお会計をしているんだ」と周囲にアピールすることができるわけです。
これなら正義マンから注意を受けることもない。
ある意味、このシールが水戸黄門の印籠のような役割を担っているわけです。
コンビニでも導入したらいいのに
ドトールの容器替えと店内飲食明示シールの取り組みは十分、コンビニでも展開できる話かなと。
容器は難しいですが、シールであれば対応できるのかなと。
シールなきものを飲食していれば、注意することもできるわけです。。
ちょっと勇気はいるかもしれませんが・・・。それか専任の脱税チェクスタッフ的なマルサ君を置くとか。
色々と考えさせられる内容でした。