3つの事例から見る中国の技術力の高さ
あらゆる分野で中国の技術力が高まっているというお話。ここに挙げる5つの分野を並べてみると、日本もウカウカしれらないなと思った次第です。
タッチの差で世界初を取り逃す。半導体
半導体の世界で技術力の高さを知る上で、わかりやすいのが微細化技術。これは半導体の性能を表すもので、微細であればあるほど高い技術が必要となるというもの。
iPhonexで、Appleはそれまでの10ナノから、一気に7ナノまで微細化に成功させ、より高性能なスマホに仕上がったと誇らしげに語っていました。が、この発表から1ヶ月後にはファーフェイがこれまた7ナノに成功したとのことで大きな話題となりました。
ほぼほぼ同時期に開発が進められていたと思われますが、その世界の大手クアルコム、インテルすら、まだ実現てきない技術を、わずか創業15年のハイシリコンという会社が開発したとうのですから、中国の技術力の底力の高さがいかに高いがわかります。
パナソニックをごぼう抜き車載用バッテリー
続いては、EVカーの肝とも言えるバッテリーのお話
この世界では、テスラとも提携しているパナソニックが強さを発揮していましたが、これまた創業2011年と間もない会社が、生産能力でパナソニックを抜き去るという偉業を達成しました。
その会社こそ、ここ最近、やたらと新聞やテレビで話題になっているCATLです。
BMWとの提携で知られる同社は、その後もダイムラー、VWなど大手カーカーメーカとの取引を成立させ、CATL包囲網を構築している所。
今はライバルの関係にあるパナソニックですが、全く相手にされないほどその差が開く可能性は大アリです。
AIの中国御三家、BAT
個々数年注目されている技術、AIの分野でも中国の躍進が目立つのは周知の事実。
中でも、Baidu、アリババ、テンセントはAIの御三家とも呼ばれ、世界トップクラスの技術を誇ります。
Baiduは自動運転におけるマップのAI、アリババは顔認証技術、テンセントは音声認識、互いが競争関係にあらずそれぞれが得意の分野で存在感を高めているというもの。
全ての会社が世界トップになったら、AIはほぼほぼ中国のものとなるんでしょうね。
驚異に感じるアメリカ
ここに挙げた3つの事例が全てこれからの技術というのが注目に値する点であり、世界がしのぎを削る分野と言ってもいいでしょう。
この手の技術分野ではこれまでアメリカのほぼ独壇場と思われていましたが、この中国の躍進を見て驚異と感じているのは間違いないでしょう。
日本勢にもぜひとも頑張って欲しいものです・・・・