昨年から話題のPM2.5って何?

ひよこ新興国ネタ

昔のディーゼル車もPM2.5を吐き出していた。

その昔、東京都知事の石原さんがディーゼルエンジンは環境汚染の主犯格と槍玉に挙げたが、そこで排出されるのがPM2.5。が、それは昔の話。今では技術も進みPM2.5なんぞはほとんど排出しない。環境にうるさい欧州でも約50%がディーゼル車ということが、それを証明している。日本にも最近ではディーゼル車が増えてるし。

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PM2.5って何物。

細かい微粒子。髪の毛が70マイクロメートルと言われ、PM2.5は、その1/70。ってことはまず肉眼では見えない。こいつが肺の奥深くまで到達し、喘息や心臓疾患の原因になる。しかも一度体内に入ると排出されにくいのだから、やっかい。

中国のPM2.5の濃度がヤバイ

発生源は、工場や発電所、自動車、焼き畑って言われているけど、特に工場。鉄鋼工場からの排出はひどく、地方政府が工場を閉鎖させることも。が、閉鎖してもお隣の市に新しい工場を建てて、そこからの排出ガスが風に乗って、また隣接の市に来るものだから、根本的な改善にいたっていないのが現状。

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日本にも飛来

昨年からやたらと耳にするPM2.5。特に九州は一番の被害者ですね。3-5月頃が最も多いそうで、濃度が高い時は、外で遊べないし。一方、これを商売の好機と捉え、PM2.5関連商材がバカ売れ。マスク、空気清浄機、エアコン、乾燥機などなど。マスクにいたっては、あまりの気密性のあまり呼吸が苦しくなるというのだから、やや本末転倒な気はするけど・・・。

経済への悪影響だけは避けて欲しい。

北京では、主犯格はクルマと捉え、ナンバー制をしいて市内への流入を制限したり、発行するナンバープレート数を絞り込んだりといった規制を設けている。が、主因は夜中、市外から流入するトラックが吐き出す排ガスによるもの。ここに対して、規制を設けない限り、根本的な改善にいたらない。そう、石島さんが施行した商用車向けの排ガス規制みたいなものが必要かも。

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日経ビジネス NO1727

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