切り欠きなしの全画面
iPhonexの切り欠きがどうも受け入れられないという方に朗報。中国のスマホメーカーOPPOが、いよいよ全画面スマホを日本で発売することに。
OPPOとは
日本では馴染みの薄いメーカーですが、海外では広く知られているブランドで世界販売台数は同じ中国メーカー、ファーフェイに次いで第4位。
普及価格帯を強みにしているメーカーですが、今回の全画面スマホは上位機種Find Xに設定されたもの。
普及価格帯とは行きませんが、価格に見合う機能を持たせたことで今後、日本でも話題になるのではないでしょうか。
カメラは撮影時に出現
iPhoneの場合、切欠き部分にカメラのファインダーがあるため、この部分をなくすことは物理的に無理。
技術的に無理かと思われたこの課題を撮影の時だけ登場という仕組で解決したのがOPPOの凄い所です。
まず、撮影の時にカメラアプリを開く。すると、ファインダーが自動で出てくるというもの。
この機構、30万回の動作試験を行い1日150回カメラを使っても5年間使用できるということで、性能的にも申し分なし。
落下を検知すると自動で収納して破損を防ぐ機能も備わっているとうのですから、安心してカメラ撮影もできます。
実は日本企業が一役
この新たな技術を支えるのが日本企業。日本電産は、この機構向けにステッピングモーターやギアボックスを組み合わせて供給しています。
中国では全画面がトレンド?
OPPOだけが、全画面スマホで注目されていますが、既に同国のvivoは2017年時点で全画面スマホを発売しています。
こちらの仕組みはカメラが飛び出すというもので、OPPOは異なります。
他にも、世界3位のファーフェイやシャオミも全画面スマホの販売を計画しているようで、全画面スマホが中国スマホのトレンドになりつつあります。
日本企業にも恩恵ありか?
各社とも、全く異なる機構を採用をするのか、あるいはOPPOまたはvivoの機構を採用するのか、興味津々ではありますが、日本企業への引き合いが増えることは間違いないでしょうね。
日本とは比較にならないほどの市場ですから、大当たりすれば業績も大きく上向くかもしれませんね。
コモディティから高級路線へ
低価格帯スマホとして市場シェアを伸ばしてきた中国のスマホメーカーですが、ここに来て路線変更を余儀なくされています。
今回の全画面スマホの発売もそのひとつの変化と見てもいいでしょう。
iPhoneの強い高級機市場に打って出ないと経営的に厳しくなってきたのでしょう。
今後の中国スマホメーカーの躍進から目が離せません。