久々に世界史の教科書を読みたくなったよ。ドラゴンブレイド

ドラゴンブレイドアジア映画

見知らぬ世界をもっと知りたい。商売人が開いた路?

この作品の時代設定が紀元前のお話。中国は前漢の時代。かの有名な劉邦が設立した漢です。

一方欧州ではローマ帝国が隆盛を極めていた時代です。

日本はヤリをもって野生動物を追っかける縄文時代だったと思います。

今みたいに世界中の情報が自国にいながらにして、知り得てしまう時代ではありませんから、自分たちの足で、その先を確かめなければなりません。

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中国の人も、まさかこんなに文明の発達した地域が、この中国の他にあったとはと思うでしょう。

とにかく世界を征服してやる的な大きな野望を持たない限り、まず外に向けて喧嘩を売ることはないでしょうね。

ところが商売となれば話は別。限られた地域に向けて商売だけでは、儲けも限られる。他の地域の人達にも売ればもっと儲かると意識の高い人は気づいたのでしょう。

という訳で、商売人の行き来が活性化され、シルクロードは出来上がったのではと勝手に思いました。

商売の道が戦の道へ

今回の作品では、そんな無実の商売人がつくった商売の路を、戦の路に使われてしまい、争いが起きるというもの。

それがかのローマ帝国とフン族。

中華の人からみると北方遊牧民族はやっかいもの。ちょいちょい侵略してくるし、しかも強いと来ているもんだから、歴代王朝も手を焼いていました。

という訳で、国対部族と見られがちですが、一国の軍事力にも匹敵するほど力があります。

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フン族怖すぎ

このフン族、シルクロードの安全と平和を守る役割を似ない、言わば警備隊という位置づけ。

で、その警備隊に喧嘩をふっかけてきたのが、ローマ帝国という話。

ローマ帝国は軽く1万人は超えるであろうの軍勢を引き連れ、対するフン族は多く見積もっても1000人程。多勢に無勢とはまさにこのこと。

が、売られれた喧嘩はかうしかないとばかりにローマ帝国に戦いを挑みます。

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結果、ボコボコにされて袋のネズミで危機一髪の所を、山の頂きから大軍勢で馬に乗り押し寄せてくる。それも四方から。

これ全てフン族。いつもは喧嘩ばかりにしていましたが、族の窮地を知り、皆が手を結ぶことになったのです。

最初は圧倒的に数で勝るローマ帝国優位といった感じですが、形勢逆転。

ローマ帝国と違い鎧と盾の剣の重装備ではなく、山賊同様の出で立ちでしたが、見事外部からの侵略を阻止することができた訳です。

こうしてシルクロードの安全と平和をたもれたわけです。

それにしてもジャッキー・チェンは相変わらずのキレキレのアクションで、終始圧倒されっぱなしでした。

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